ジンベイザメ
ジンベイザメ)は、テンジクザメ目ジンベエザメ科に属する濾過摂食性のサメ。 サメとして軟骨魚類として現生最大であり、そして、現生最大の魚として知られている。 現在知られている個体記録の信頼に足る最大値は体長約13.7mである。以前に21mのものが報告されたが、これは正確な計測による数値ではない。 体形は紡錘形。体の幅は頭部で最も大きく、通常1.5m程度である。扁平な形の頭部を持ち、その正面の両端(口の端の近く)に小さな眼がある。 横幅が最大で1.5mほどにもなる大きな口の中には、細かな歯が300-350本、列をなしている。5対の鰓裂(さいれつ)は胸鰭原基(胸鰭の始まり)の上前方にある。体色は、腹部は白に近い灰色であるが、それ以外の全ての部分は色合いが濃く灰青色であり、頭部・胸鰭・尾鰭には淡黄色の斑点を、胴部には白い格子の中に淡黄色の斑点が配された独特の模様を持っている。 さらにこの模様には個体ごとに個性が見られる(これは、観察するにあたっての個体識別にも大いに役立っている)。皮膚組織は分厚く、その厚みは最大値でおよそ10cmにもなる。成体の尾鰭は普通は半ば三日月形(下部がやや小さい)、ときに三日月形であるが、若い個体のそれは下部が目立たず、上部だけが大きいという特徴を持つ。
価格 390円
